投資の基礎知識

インフレに対抗するための資産運用を!

物価が上がれば資産が減る!

最近あちこちで値上げのニュースを聞くようになりました。
特に最近気になったのはこちら。

明星食品は13日、即席袋麺「チャルメラ」など約70品目の希望小売価格を
6月1日出荷分から約3~7%値上げする、と発表した。
※朝日新聞2月13日より

即席めんに限らず有名なコカコーラも27年ぶり(!)に値上げですね

清涼飲料メーカーのコカ・コーラ ボトラーズジャパンは8日、「コカ・コーラ」など大容量サイズの
清涼飲料の価格改定を4月1日出荷分から行うと発表した。同社の価格改定は1992年以来27年ぶり。
対象は1.5リットルと2リットル入りペットボトルの大容量製品などで、「コカ・コーラ」のほか
「アクエリアス」や「綾鷹」などの16アイテム。
希望小売価格で一律20円、6~10%の値上げになる。
※食品産業新聞より抜粋

コカコーラに限らず、他の飲料メーカーも値上げが相次いでいます。
わざと値上げ率の数字は赤字にしました。これがどういうことを意味するのか、考えてみましょう。

資産が減るとは?

値上げは生活に直結するだけでなく、皆さんが持っている金融資産にも打撃です。
よくお金の価値が下がるという話がありますが、値上げ=インフレはまさにその典型です。
以前、こちらのブログでもお話しました。

もう一度、値上げによる資産の目減りの話をしたいと思います。
極端な例でいくと、10円のお菓子が20円に値上げしたとしましょう。

100円で10個購入できていたものが、5個しか購入できなくなる
つまりお菓子の視点から見ると、お金の価値が半分になってしまうのです。

ちなみにタイのバンコクでも100バーツカット(約350円)のヘアカットチェーン店が
1年の間に120バーツ→150バーツ(何と50%の値上げ!)と値上げしています。

インフレに対抗する

インフレになっても資産が減らないようにするにはどうすればいいのか?

1.インフレ分だけ給与、収入を増やす

2.銀行などにある預金の金利をインフレ分つけてもらう

このいずれかの方法しかありません。でも給与や収入が即席めんのように3~7%すぐに上がるとは
思えませんし、
金融機関の預金金利はもっと絶望的です。(というかほぼ不可能)

バブル全盛期であればまだしも、今の時代では難しいといわざるを得ません。
例えば、コカ・コーラに勤める社員の給与が6~10%上がるかと言われると
そんなことはありませんし、逆にこの会社では希望退職者を募集している状況です。

となると、インフレに対抗できるようにするには資産運用、投資をしてお金を増やしていくしか
ありません。

資産運用をするのに注意すべきこと

インフレに対応するために投資でリターンを出す

これがインフレに対抗する手段なのですが、もちろん毎年10%値上げするわけではありませんから
1年でこのリターンを無理に出そうと考える必要はありません。
毎年10%のリターンを出し続けるのは、はっきり言って非常に難しいです。

『中長期でリターンを取れるようにする』
『リターンとリスクは隣り合わせ』

これが資産運用、投資の基本的な考え方であることを忘れないでください。
ですので毎年3~4%で構いません。これを5年、10年と続けられるようにするのが大切です。
複利で運用すれば、資産を増やす効率が上がります。
このようなスタンスで投資を始めるようにしましょう。

先日詐欺事件のニュースでありました。

『1ヶ月で3%のリターンを出す』

そういう謳い文句だったようですが、こうなると投機であって投資ではありません。
仮にこういうものに投資するのであれば、お金がゼロになっても仕方がない覚悟ではじめましょう。

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