女性が考える資産運用とは?
現在の日本では働く女性が増えています。また自分で稼いだお金を、資産運用や投資で積極的に 増やしていこうとする方も増えています。
将来もらえる年金だけでは不安を覚える女性が多いことも影響しているのでしょう。
そのため無駄なくしっかり貯めていこうと考える人が多いのです。
なぜ、女性が資産運用をするのか?
繰り返しになりますが資産運用や投資に興味を持つ女性が非常に増えています。
人それぞれ理由はあると思いますが、一番はやはり『将来に対する不安』でしょう。
「将来のことを考えて何かお金の対策や勉強をしていますか」というアンケートを取ったところ、51%の女性が、「はい」と答えたというデータがあります。
その理由は・・・
・お給料だけだと将来が不安
・周囲の子たちが貯金をしっかりしていることを知り、自分もやらなければと思った
・老後が不安
・将来お金がなくてみじめな思いをしたくないから
やはり老後不安や将来の不安といった理由が大きいです。将来の年金や支払う税金についてなど 国に対する不安が増え、自分自身で何とかしていかなければいけないという危機感が強くなっている 証拠とも云えます。また、女性の社会進出に伴い、女性個人のお金のやりくりに対する関心も 強くなっていることが、より一層、資産運用自体への関心を強めていると思われます。
お金を増やすのに必要なこと
ではアンケートに答えた女性たちは、どのような行動をしているのでしょうか。 具体的にはこんな感じです。
預金の見直しをする
・預金口座を、利率の良いものに変更
・毎月一定の金額を貯金に回すことに決めている
・預金用の口座を作ってわけている
投資について検討する
・無料セミナーに積極的に参加
・投資本を読みあさる
・仮想通貨投資を始める
・投資信託や保険会社の年金に入ったりして運用している
といったところです。
将来のための資金、資産運用とは
前回現在投資を考えている女性は、将来が不安という理由が多いということをお伝えしました。 投資で大事なことについて考えてみましょう。 投資で大事なことは
「いつ必要か」 「どれくらい必要なのか」 「どれくらいのリスクを負えるのか」
を明確にするということです。
投資の中には長期のものもあり、一度投資をすると何年も現金に変えることができないものも あります。
例えば結婚する時、子供が学校に入る時など何年後に、どれくらいの学費や結婚資金などが必要になってくるのかなどを確認しておく必要があります。もちろん老後の資金として考える人もいるでしょう。老後の資金の場合は、さらに長期的な投資になるということです。
そして『●●するXX年後に』『XX万円必要だから』と逆算することになります。
最後に大切なのが、「どれくらいのリスク」を負えるのかということです。
投資はそれぞれ性質があるとはいえ、基本的には良い利回りをするもの(ハイリターン)には 大きなリスク(ハイリスク)が伴います。
なので自分の資産を見ながら、どれくらいのリスクを負えるのかということを確認することは とても重要です。投資を始める前に、これらのことをきちんと整理しておきましょう。
投資の種類について
一括投資
一度にまとめて投資商品を買い付ける方法です
株や債券などのように、最初に資金を全額支払って、投資商品の購入を行い
その後の利息や売却などによって、利益を得ます。
基本的に、短中期的な売買を目的として、投資を行います。
初期投資として、ある程度大きな資金が必要になること、
またタイミングによっては大きな損失になる恐れもあります。
積立投資
毎月一定の金額を支払いながら中長期で積立てを行い、投資をしていきます。
積立投資についての詳細はこちらから。
一括投資と比べ、短期的な投資を目的としておらず
中長期での積立を通して、貯蓄や投資を行っていきます。
また貯蓄型の財形貯蓄は、毎月確実に貯蓄していけるため
株などのように、マイナスになったりすることが基本的にありませんが
大きく増やせる可能性も小さくなりますが、複利で回しながら着実に増やしていけるのが特徴です。 複利についての詳細はこちらのブログへ。
<定期預金などの銀行預金>
銀行などに、一定期間、お金を預けることになります。1,000万円までならば仮に金融機関が倒産しても保護されますが、利回りが大手銀行でも、せいぜい0.01%程度。
※キャンペーンなどで0.2%になったりしていることもあります。
しかし、これですと将来的な資金という観点からは、あまり期待できません。
資産を増やしていくという点では今後も難しいでしょう。
<財形貯蓄(給与天引き)>
毎月の給与の中から、一定額を積み立てていく方法です。
強制的に天引きされますので、誤って使ってしまったといった心配がありません。
貯蓄目的によりいくつか種類はありますが、資産を増やすという点では、やはり難しいでしょう。
<債券(個人向け国債)>
安全な商品のなかで、金利水準は高いほうです。損をしたくない人や使途が既に決まっている人 投資未経験者向けの商品と言えます。
2017年9月現在、変動10年、固定5年、固定3年、いずれも0.05%です。
ただし、これですと100万円分購入しても、1年間で500円の利息しかつきません。
<年金保険など>
年金形式で老後資金を準備したい人、教育資金も住宅資金も目処がついた人。
様々な商品がありますが、円のみで行う場合、利率は、0.01%~1%で推移しています。
<株式、FXなど>
証券会社を通じて、会社の株式の売買を行います。FXの場合は為替の価格に応じて行います。
投資としてはシンプルで、誰でも行えます。
しかし、株価の予測をすることは非常に困難ですので、継続して利益を上げることは難しいでしょう。
それをするためには、しっかり研究をして、運用の管理を行うことさらに相場を随時見ていく必要が あるので、忙しい人には不向きとも言えるでしょう。
値動きの変動激しく、未経験者には向かない商品です。
<不動産投資>
マンションやアパートなど、不動産を購入し、賃料収入を得る投資方法です。
不動産投資は長期の比較的安定した家賃収入が入るため、将来の不労所得や年金対策となるだけでは なく、相続することで生命保険代わりとして活用できたり節税効果も期待できますので、今でも 人気投資対象の1つです。
ただしアパートを購入したのはいいけど、テナントがつかないといったリスクもあります。 特に人口が減少している日本で、今後部屋を借りる人がどれだけ増えるのか?
また、流動性が低いため長期保有が前提となることや金利上昇により、ローンの返済額が増加することなどもリスクとしてあげられます。
<投資信託>
投資信託は複数の投資家から集めた資金を、大きくまとめ、ファンドを運用する専門家が株式や債券に投資、運用をしていき、その成果をそれぞれの投資家に配分します。株式や債券など様々なパターンを組み入れられるので、商品種類が豊富で自分に合った投資を行うことが出来ます。株投資に自信のない人、運用リスクを分散したい人向けの商品です
このように様々な種類の投資があります。
それぞれに見合った投資先を探しましょう。
前回のブログで述べた投資商品は、それぞれ運用期間やリスク、リターンなど商品特性は様々なので
自身の目標設定にあった投資商品を選択していくことが重要です。 今回はそれぞれ目的ごとに合った投資商品を紹介していきます。
★短期で資産を増やしたい(リスク大)
短期で資産を増やしたい場合、「株式」や「FX」といったリスクの高い投資
さらには一括型の投資信託という選択肢もあります。これらの投資については、あくまで短期的に 利益を獲得していくことが目的ですが、前回のブログでも述べたとおり、投資のプロでも安定的に利益を出せるようにはなかなかなりません。 もちろんうまくいけば短期的なリターンは大きいのですが、リスクも大きいです。
むしろリスクの方が大きいといえるかもしれません。
「一括型投資信託」については、様々な商品が選択可能です。
特に海外投資の場合、ヘッジファンドや様々なミューチュアルファンドが
ラインナップとしてあります。運用もプロに任せることになりますから
目的やリスクの度合いなどを考えながら選んでみるのもいいでしょう。
★中期で比較的安全に資産を増やしたい(リスク中)
中期で比較的安全に資産を増やしたいという女性は「一括型投資信託(パッシブ型投資信託)」が おすすめです。どうしても海外投資となると『高いパフォーマンス=ハイリスク』と考えがちですが
そんなことはなく、ボラティリティ(価格変動)の小さい安定型の投資をしている商品も たくさんあるのです。もちろん運用はプロのファンドマネージャーが行いますので
その点も安心材料の1つと云えるでしょう。
★長期で着実に資産を増やしていきたい(リスク小)
長期で着実に資産を増やしていきたいという女性は「積立投資」がおすすめです。
「積立投資」は、日本国内の「定期預金」や「財形貯蓄」よりも利回りが高く、運用期間を長くする ことで、複利効果も利用できるため、着実に資産を増やすことができます。 積立投資についてはこちらのブログにも書いています。
また、資金に余裕がある人などは、「不動産投資」を考える人もいるかもしれません。
ただ前回述べたとおり、実物資産である不動産投資には様々なメリットがある反面、空室リスクなども伴います。積立投資はプロに運用を任せられる安心感がありますが、不動産投資はそうはいきません。ですので、実際に投資する場合は、かなり慎重に行う必要があるでしょう。
★確実に貯金を貯めていきたい方(リスクほぼなし)=投資をしない。
リターンはほとんどありませんが、リスクもほぼなく投資などもあまりしたくない
という女性には、「定期預金」、「財形貯蓄」となります。 どちらも利率は低いですが、契約期間の設定や、給与天引きとなっているため
強制力があり、リスクもほとんどなく貯金をすることが可能です。
ただし『将来の不安のために資産を増やす』という視点からは疑問です。
また利率よりも高いインフレが発生すると資産が目減りすることになりますので
そういう点からも注意が必要でしょう。こうなると投資ではなくなってしまいます。
まとめ
このように投資にも様々なものがあります。 大事なことは自分の資産をどのように増やしていきたいのか、これを明確にしてその考え方に合った 投資をしていくことです。
そういう観点から、海外投資は、日本の国内の投資に比べて、選択肢が数多くあります。
必ず自分に合った投資を見つけることが出来るでしょう。
投資に関して相談をしたい方、こちらから無料相談を受け付けております。