ポートフォリオの構築
メイヤー・インターナショナルでは、お客様のご要望に応えられるよう、社員一体となってポートフォリオの作成および管理に取り組んでおります。お客様の資産運用を成功に導くには、お客様の資産運用目的を十分に理解したうえで、お客様に見合った投資ポートフォリオを構築することが重要です。リターンを犠牲にせず、リスクを可能な限り抑える効率的なポートフォリオの構築するために、弊社は長期的な観点から、常にファンダメンタル的なリサーチを行っております。お客様がしっかりとした資金計画を持ち、資産運用目的を明確にしていただく事により、お客様に合わせたポートフォリオを構築する事が出来ます。
分散投資の必要性
投資の世界では分散投資のことを「大きなかごの中にたくさんの卵をまとめて盛っておくと、万一そのかごを落としてしまった場合卵は全部割れてしまうかもしれません。小さなかごに少しずつ盛れば、全部を失うことはまずあり得ないでしょう。」という格言で表現されます。「分散投資」とは 平均点を少し上回るための手段とも言えます。
銘柄分散
ポートフォリオを株式ファンドのみで構築するのは、大きな利益を上げることもありますが、不確定要素を抱えた金融市場では、大きなリスクを含んでおります。投資は投機ではありません。そこで、ひとつのポートフォリオ内で相関性の低い銘柄に投資することで、こうしたリスクを平均化することができます。具体的には 株式や債券ファンドのみだけではなく、不動産投資信託(REIT:リート)、マネージド・フューチャーズなどを加える投資家が増えています。
地域分散
投資先地域を分散させることで地理的リスクを減らすことです。どの地域に分散させるかは議論の分かれるところですが、一般的には地政学的に相関の低い場所を選び、銘柄と地域の分散を世界中のマーケットで行うことです。ファンド会社は独自の調査結果により選出された有望な地域に投資をしますが、会社によっては、数十年のマーケット・トレンドと不確定要素までも織り込み、コンピュータで24時間マーケットを監視して、国際分散投資をすることで投資をより安定したものにして運用しています。
伝統的投資手法
伝統的な投資手法としては株式、債券、インデックス、通貨、国内投資信託、海外投資信託(オフショアファンド)、ミューチュアルファンドなどへの投資が挙げられます。これらの中にはグローバルな地域による分散投資、産業セクターによる分散投資があります。
オルタナティブ投資
これらの投資手法はファンド・オブ・ファンズ、ヘッジファンドおよびファンド・オブ・ヘッジファンズ、不動産投資、商品先物投資等があげられます。一般的に伝統的投資商品との相関性は低いとされています。
アセットアロケーション
アセットアロケーションを構築するにあたり考慮しなければならない事は、マクロ経済状況、資本市場の分析、および各投資商品の期待リ ターン、リスク、他の投資商品との相関関係等の投資商品に関する情報収集が重要ですが、これらと同じく重要なのがお客様の運用目的、運用期間、及びリスク に対する許容度等を我々が十分に把握することです。株式、債券で構成されている伝統的ポートフォリオに相関性の低い金融商品(オルタナティブ投資商品を組み入れることで、リターンを犠牲にせずにリスクを低減することが可能になります。
伝統的ポートフォリオ
株式や債券など証券市場の動向によって、価格が上下するのが伝統的投資によるポートフォリオです。
- トータル・リターン:225.3%
- 年率リターン:7.5%
- 年率ボラティリティ:8.7%
- 最大下落率:-23.7%
- シャープレシオ:0.36
オルタナティブ投資の組み入れによる、効率的ポートフォリオの構築 伝統的投資に加えて、ヘッジファンド、ファンド・オブ・ファンズ、リート、商品先物等、伝統的投資商品との相関性の低いオルタナティブ投資商品を組み入れることによって、リスクを低えつつ、同程度またはそれ以上のリターンを得ることが可能になります。
- トータル・リターン:253.9% > 28.6%上昇
- 年率リターン:8.1% > 0.6%上昇
- 年率ボラティリティ:7.5% > 1.2%下落
- 最大下落率:-19.4% > 4.3%上昇
- シャープレシオ:0.47 > 0.11%上昇
効率的なポートフォリオ
効率的とはリターンを犠牲にせずに、リスクを抑えることです。効率的ポートフォリオとはお互いの相関性を考慮して、リスクを抑えつつ、より大きなリターンを得られるように組み合わされたポートフォリオです。
有効フロンティア(または効率的フロンティア)は複数の資産を組み合わせて、同じリスクを取るなら期待リターンが最大になるような投資配分を、最も効率的に組み合わせたものをグラフ上に描いた曲線です。この曲線上にあるポートフォリオは効率的にリターンとリスクが配分されているといえます。曲線の内側にあるポートフォリオについては、同じリスクをとるのであれば、さらに良いリターンを生み出すポートフォリオが存在するため、効率的とはいえません。