投資信託で損をする人の共通点とは?
先日のブログでも似たような話をしました。
今回、あえて同じテーマを取り上げたいと思います。
それはなぜか?実は某雑誌でこういう記事を目にしたからです。
「◎月XX日、金融庁が明らかにしたデータで、国内2Xの銀行窓口で投信を買った客のうち、
4X%に上る人の運用損益がマイナスとなり、損をしていたことがわかった」
※細かい数字は伏せますね。
つまり投資信託で2人に1人が損をしていたということになります。
ご存知のように、リーマンショック以降、世界の株価は上昇し、ほったらかしにしていても
資産が増えたはずなのに、なぜ損をするのでしょうか。
この時期、世界の株価は60%以上の上昇、アメリカのダウ平均は2.5倍、日経平均も3倍以上に
なっているのです。損をするのが逆に難しい環境にあったと言えます。
損をした人に共通していたのは、銀行の窓口で勧められるがままに購入していたということ。
手数料ビジネスになってしまった国内投資
日本の銀行や金融機関は、投資信託のパフォーマンスよりも手数料で会社の利益を出すことを
重視しています。窓口などで勧められるのは、決まって手数料が高く取れるものです。
大まかに言いますと販売手数料が2~3%程度、運用管理手数料(信託報酬)が年率1.5%程度。
この手数料だと、仮に1000万円を投資した場合、最初に30万円の販売手数料をとられるだけでなく
毎年15万円が手数料として、消えていくことになります。
しかも、これは運用成績がよかろうが悪かろうが、必ず取られてしまうのです。日本でも
販売手数料ゼロ、信託報酬も0.5%以下の投資信託が多くありますが、このように手数料が
低いものを銀行で勧められることは、まずないでしょう。
ここが、オフショア投資との大きな違いとなります。
オフショア投資の場合、運用成績で出てくるリターンは全て手数料を差し引いてからのもの。
極端な話、成績がよくなければファンド会社の利益も少なくなるのです。
まとめ
このように運用側がシビアな環境にありますので、オフショア投資が日本国内の投資よりも
成績がいいのは当たり前のこと。もちろん、オフショア投資でもマイナスになるものもあります。
しかし、手数料ありきのビジネスとは異なる世界がそこにはあります。
日本で投資をするのであれば、成績がよく手数料が低いものを探す・・・
海外投資、オフショア投資を直接するのであれば、成績がよいものを探す・・・
こういう意識をしておくだけでも、よりよい投資が出来ることにつながってくるのです。
ご質問などございましたら、こちらまで。