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投資戦略に重要なのは、「価値」なのか「成長」なのか

どんな投資であっても、投資にはリスクがつきものです。特に、現在のように経済が弱くなっているときはなおさらです。投資するなら誰しもが、自分の投資しているものが成長することを望むもの。では、投資戦略が正しいのか正しくないのかは、どのように判断すればよいのでしょうか。これには主に、「価値」に着目するものと「成長」に着目するものがあります。

価値も成長も、投資の異なる性質に着目したもの。いずれも、なるべく早く結果がでてほしいと投資家は願うものであり、いずれも投資には必要不可欠な要素ですね。

価値と成長は何が違うのか

投資したものは、価値があるものであり、かつ、成長してほしいもの。では、価値と成長は何が違うのでしょうか。いずれも、投資の性格といえますが、価値に着目した戦略は主に、現在本来の価値よりも低く査定されている企業に投資することを言い、成長戦略は、将来大きく成長が見込まれる可能性に投資することを言います。非常に似ているといえば似ていますよね。

成長戦略は人気の戦略

投資家やアナリストは、長い間成長戦略に軸を置いて投資戦略を作っていたように思います。起業時よりも大きく成長した企業というのは数えきれないほどありますよね。高い収益や、利益率などは、投資家にとって、将来もっと成長するのではないかという、とても魅力的な指標となります。

しかし、時にこれは安易な戦略となります。企業の成長可能性というのは、収益や利益率等だけからでは判断できないこともあるため、企業をもっと注意深く調べる必要があります。特に、その企業の成長が、企業そのものの努力や成長によるものではなく、経済成長の波に乗っただけ、という成長である場合があることに注意する必要があります。例えば、FacebookやAmazonといった企業は、ものすごい勢いで成長を遂げてきましたね。では、経済成長が一気にダウンした今、それらの企業はどうでしょう?

価値戦略は、長期的戦略

本来の価値よりも低く査定されている株というのは、見過ごされやすいものです。もうこれ以上成長しないのかな、と思われることもあります。見分けるコツは、それら企業の長い歴史と成功の理由を調べて分析することです。確かな実績と、将来性もあるのにそれでも価格が低い場合は、まさに「お買得品」といえます。直近でこれに該当した株というと、ジョンソンエンドジョンソンでしょうか。

分散と分析が戦略のカギとなることを忘れるべからず

もちろん、思ったよりも成長しないとか、価値が上がらなかった、ということは起こります。例えば、マイクロソフト社などは、このいずれにも該当した企業でしょう。公表されている数字だけからはわからない原因が、ネガティブな影響を与えることも多々あり、また、現在のように、毎日劇的にマーケットが動くようなときには、何が起きるのかわからないものです。

成長株を狙うのは今だ、と思う投資家もいれば、いやいやこういうときは、じっくりとお買得株を探して長期的な勝ちを狙おうと思う投資家もいます。いずれも正しい判断です。大切なことは、全てをどちらかに投資しないこと。バランスよく分散させて、どっちに転んでも怖くないポートフォリオを作ることが大切です。

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