『投資はお金持ちがやるもの』ではないことを以前お話しました。また貯金感覚で出来るもので
あることもお話しています。じゃあ具体的にいくらから始めればいいのか?
今回はそのステップについて話していきます。
A.1ヶ月当たりのキャッシュフローを確認する
投資は、生活資金を削って、ギリギリの生活を送って・・・そこまでして行うものではありません。
あくまでも余剰資金で行うもの。
そこで毎月お金をどのように使っているのか、チェックしてみてください。
1.生活に必要なお金 住居費、光熱費、食費、通信費などなど
2.近い将来に必要なお金 住宅購入、旅行や特別な遊興費、子供の進学資金など
3.それ以外のお金 貯金やその他余剰資金
投資に回せるお金はこのうちの3からということになります。50万円の人もいればゼロの人も
いるかもしれません。
でも資金が少ない、ゼロだからと言って投資ができないと諦める必要はありません。
B.『何のために、いつまでに、いくら必要なのか』を決める。
大切なことは投資の目的です。投資をする目的は何でしょうか。
何のために、いつまでに、いくら必要なのか
これを明確にしておきましょう。単に“お金を増やしたい”では、運用も長続きしません。
『XX年後までに1,000万円用意して住宅を購入したい
『老後資金で65歳までに3,000万円準備したい』・・・
人によりお金の目標は様々だと思います。
投資の目標を決めることが、資産運用の第一歩となります。
C.投資金額の増え方をシミュレーションする
2通りの投資によるシミュレーションがあります。
-まとまったお金を一括で投資
-まとまったお金がない場合は、月々積み立てて投資
この2つです。それぞれ例を挙げてみましょう。
一括投資の場合
今、投資できるお金が100万円だとしましょう。Bの目標金額が1,000万円だとする場合
年間利回りがどれくらいで何年かかるのか、チェックしてみます。
ちなみに海外投資の場合、利益を毎月あるいは毎年配分するという配分型のファンドは
あまりありませんので、利益分はそのまま複利運用をすることになります。
(手数料等も含む)
5% 48年
8% 30年
10% 25年
意外とハードルが高いのです。48年投資というのは、それこそ新入社員として働き始めてから
定年まで働いてもまだ投資したままの状態となります 笑。
かといって、毎年平均10%の利回りを出し続けるファンドも選ぶのが大変です。
海外積立投資の場合
まとまったお金がなく、毎月積立投資をしていく場合はどうでしょうか。
(※手数料も含めた計算です)
月々35,000円としてみましょう。
5% 17年
8% 15年
10% 14年
もちろん投資している総額は100万円よりも大きくなりますが、現実的な数字として見えてくるとは
思いませんか?
月々35,000円であれば、銀行に預金するお金から一部を回せば、難しい金額ではないでしょう。
まとめ
もちろんこれはあくまでシミュレーション。ですので運用がこの計算通りにいくとは限りません。
しかし、自分で投資の目的を持ちプランを立てれば、計算よりも多い金額を投資する、あるいは
高い利回りで低めの金額にする、様々なパターンでシミュレーションして、自分に合った投資
運用を見つけることが可能なのです。
まずは、ここから海外投資を利用した資産運用をはじめてみましょう。