税金って、身近なようでなかなか難しくて、詳しく知らないなぁと思う方が多いのではないで
しょうか。税金について、ものすごく詳しくなる必要はないにしても、基礎的なことを知って
おくと、かなりの節税ができることがあります。

そう、節税は立派な節約。マイボトルを持ってスタバに行ったり、普段は第三のビールを飲ん
だり、電気をこまめに消したり・・・節約は、誰しもが気になることで、誰しもが、多かれ少
なかれ、何かしらの節約をしているのではないかと思います。しかし、これらの節約は、一生
懸命頑張っても、一回の節約につきせいぜい数十円の小さなもの。塵も積もれば山となるとい
う言葉はありますが、節税の効果はときに何十万円も節約することができるため、塵も積もれ
ばをあっという間に抜き去る大きな節約となり得るものなんです。

年収900万円と、世帯年収900万円の税負担

年収900万円の夫と専業主婦で収入ゼロの妻の世帯と、夫婦共働きで、二人の収入の合計が900
万円の家庭があるとします。いずれも世帯年収は900万円で同じですね。世帯全体の収入は同
じ900万円であっても、税負担が異なるってご存じでしたか? 年収900万円と、世帯年収900万
円、両者の税負担について、簡単に比較してみましょう。

リクナビNEXTによると、年収900万円(賞与なし、1ヶ月の給与の総支給額75万円)の人の主な
税金の負担(健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険、所得税、住民税)は、1ヶ月当たりで
大体19万円となっています。年間だと大体230万円くらい負担していることになります。

世帯年収900万円だとどうなるのか?

年収500万円の夫(賞与なし、1ヶ月の給与の総支給額42万円)、年収400万円の妻(賞与なし
、1ヶ月の給与の総支給額33万円)の共働き夫婦の世帯年収900万円の世帯では、1ヶ月当たり
の税金の負担は、夫婦で1ヶ月約15万円、年間では約180万円の税負担となります。

どうでしょう?同じ900万円の世帯年収でも、税金が約50万円も違っています。年間50万円を
節約しようとしたら・・・マイボトル持参でコーヒーを買うと20円引きになるコーヒーショッ
プに通ったとして、コーヒーを25,000杯買うとやっと50万円の節約になります。

なぜこんなに違うのか?

世帯全体では同じ年収なのに、税金の額が50万円も違うのはなぜなのでしょうか。理由の1つ
を挙げるとするなら、控除があります。

本人の所得に応じて最大48万円の控除が受けられる基礎控除や、給与収入に応じて受けられる
給与所得控除など、税金を計算するに当たっては数々の控除が適用されます。単身で稼ぐとそ
の控除が1人分しか受けられませんが、夫婦共働きの場合は同じ収入でも2人分の控除の恩恵を
受けられることになります。 そのため、同じ程度の年収だとしても1人で年収900万円を稼ぐよ
り、夫婦で世帯年収900万円の方が税金の負担額が少なく、手取額の割合が大きくなるのです

さらに、日本は累進課税制度を取っていて、年収の高い人からより多く税金を取ろうという制
度になっています。なので、単身で900万円を稼ぐ人は、高い税率が適用され、その分手取り
が少なくなってしまうということになります。

税金から考える働き方改革というのもアリかも

家計全体の収入は同じでも、単身で稼ぐよりも、夫婦共働きの方が、控除や累進課税制度の恩
恵をより多く受けることができ、世帯全体の税負担を小さくすることができるということがお
わかりいただけたと思います。世帯全体で、具体的には夫婦二人でということが多いのだと思
いますが、二人で所得を分散させると、メリットが大きい場合もあります。また、所得の分散
はリスクの分散にもつながります。夫婦共働きなら、どちらか片方に万が一のことがあっても
全ての収入が途絶えることにはなりません。

いま、女性が働くことが当たり前の時代になってきました。政府も、女性が輝く社会と謳い、
女性の社会進出を促すようなt取組を促しています。 夫婦の働き方については税制面からも考
えてみると、より負担が小さく、かつ、それぞれの家庭に見合った働き方を見つけられるかも
しれません。

とはいえ、税金ってやっぱり難しい!と思う方、多いと思います。弊社には、日本、タイいず
れの税制にも詳しいコンサルタントがいますので、是非一度お気軽にお問合せください。初回
コンサルティングは無料となっています。