golden eggs and dollars in a basket isolated on white background

分散投資について考えてみる

『卵を1つのカゴに盛るな』とは投資の世界でよく出てくる言葉です。聞いたことがある人も    いるのではないでしょうか。どういうことかと言いますと、そのカゴを落とした場合、全部の卵が
割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむということです。

つまり投資の世界では、特定の商品や通貨だけで投資をするのではなく、
複数の商品、通貨に分けて投資を行い、リスクを分散させるという考え方です。
分散投資を行って『リスクヘッジ(リスク回避)』をするということです。

日本に住んでいますと、どうしても日本円だけに目が行きがちです。
しかし日本円だけ、つまり1つの通貨だけで資産を持つことは大きなリスクとなるのです。     どういうことなのか?今回のブログではその点について述べていきます。

資産を1つの通貨だけを持つということは?

例えばUSD(米ドル)とJPY(日本円)の関係を考えてみましょう。              2018年4月現在で1ドル=約110円になっています。下の為替のグラフを見てみましょう。     (出典元『外為どっとこむ』から)                              一番右端は2010年。この時には大体1ドル=約90円でしたので、約20%の円安ドル高になった   計算です。

日本の製造業、貿易関連企業や海外旅行が好きな人には馴染みのあるグラフですね。        このチャートが意味していることは、こういうことなのです。

         日本人は2010年と比較して20%貧しくなった
          日本円だけ保有=20%分貧乏になった

ということです。

円だけで資産を持っていた場合、どうなった?

さて、ここからは算数の計算です。今あなたが1,000万円持っているとしましょう。       2010年を1ドル=90円、2018年を1ドル=110円 として計算してみます。

2010年  1,000万円=USD111,111(1,000万/90円)

2018年  1,000万円=USD  90,909(1,000万円/110円)

となり、米ドル換算すると「20%」、円の価値が米ドルに対して減少していることが分かります。
つまり、外国で使えるマネーが減っているということです。
日本に住んでいる自分には関係ないと思っている人がいるのではないでしょうか?
そんなことありません。大いに関係してきます。なぜなら、輸入している商品の値段が上昇することに繋がるからです。(輸入コスト増→最終商品に添加→消費者には実質値上げ
これって生活にも影響しますよね?                              しかも日本の場合、円安での値上げは早いが、円高での値下げはほとんどありません。

逆に外国人からすれば、日本円の価値が20%割引なので、『日本の物価は安い!』となります。
これは外国人旅行客(インバウンド需要)が急激に高まっている理由にも当然なっています。
重要なのは『為替』です。

かといってこの8年間で日本の物のクオリティや価値が落ちたかというと、そんなことはありません。
つまり外国人は同じクオリティのものを20%割引で買える状態になっているのです。        そうした中で残念ながら、多くの日本人が『資産』と考えているこれらの価値の目減りに      気付いていません。ざっと一例を挙げてみます。

・銀行や郵貯の預貯金(日本円)
・日本の円建て投資信託(日本円)
・給与や年金(日本円)
・加入している保険(日本円)
・持家、不動産、車など(日本円)

これだけでもご自身が持っている資産のほとんどが日本円だけで構成されていることがお分かりいただけるかと思います。よく新聞やTVなどのマスコミでは、円安になると、企業の業績が回復、だから景気も回復などとニュースで流しています。しかし、実質賃金、給与などがそれほど上昇しているわけでもない中で、円が安くなることは

             物価上昇=インフレ

につながっているのです。
つまり資産という観点から考えると、日本円での資産は資産価値が落ちていることになります。   円安が決して手放しで喜んでいいものでないことが分かりますね。                ですから、資産運用の観点で考えると「外貨保有率を高める」ことが重要になるのです。

資産として外貨を持つことを考える

外貨を保有した場合はどうでしょう?最初と同じように1,000万円で考えてみましょう。

2010年   1,000万円の半分の500万円を米ドルに変えておく
       500万円=USD55,555(500万円/90円)
       500万円 日本円のまま

2018年    日本円の500万円=USD45,454(500万円/110円)となり22%目減り
         USD55,555 そのまま                            円換算した場合 USD55,555=611万円(USD55,555×110円) 22%増加

これが資産運用からみた、分散投資による為替の分散リスクヘッジです。
このように通貨を「分散」させておくだけで為替の目減り分を防ぐことができます

まとめ

資産運用、資産価値を考えたとき、円の資産価値の目減りを防ぐ上で、円資産ばかりもつ日本人は  外貨保有比率を高める方が良いことがお分かりいただけたでしょうか。
これは投資でもいえることです。日本国内での資産運用は外貨での運用先が限られてきます。
そう考えたとき、海外投資=オフショア投資で投資効率を高めることが重要になってくるのです。  これを機会に分散投資の一環として海外投資について考えてみましょう。

分散投資、海外投資、資産運用について無料相談を承っています。お問合せはこちらから。