日本は地震大国ですね。東日本大震災、阪神淡路大震災・・大震災さえ、日本人なら誰しも、
すぐにいくつかの名前を挙げることができるでしょう。昨年2020年は、震度1以上の地震が
1700回以上観測されています。このような日本に住むなら、やはり地震保険は重要ですよね。
でもこの地震保険、普通の保険とは少し違っているため、ややこしいと思う方が多いようです

そもそも地震保険とは?

地震保険とは、その名の通り、地震によって生じた損害を補償するための保険です。具体的に
は、地震によって家が損壊した、地震によって火災が発生して家が焼けた、地震によって家財
が損壊した、地震による津波で家が損壊した、噴火によって家が損壊した、が含まれることが
多いようです。

ここで注意したいのが、地震による火災は、地震保険によってしか補償されないということで
す。そのため、地震保険に加入しておらず、地震が原因の火災が起きた場合には、火災保険で
は保険金を受け取れないことになります。

地震保険の加入

地震保険は、単独で加入することができない変わった保険です。地震保険は、必ず火災保険と
セットで加入しなければならないものとされています。すでに火災保険を契約されている人な
ら、契約期間中ならいつでも地震保険に加入できます。

公共性の高い地震保険

自然災害は、どんなものでも発生時期や規模を予測するのは不可能ですが、地震はその中でも
とりわけ、発生時期や規模がまったく予測不可能で、一度起こると、人々の生活に甚大な被害
を与える恐ろしい災害です。

そのため、地震保険は、地震から国民を守るために日本政府と損害保険会社が共同で運営して
いるんです。

もう少し詳しく説明すると、地震によって起きた被害に対する保険金の支払い責任は、損害保
険会社だけではなく政府も負っています。保険金の支払いは、損害保険会社が支払った保険金
をさらに政府が支払うことになり、これを再保険と呼んでいます。政府の再保険のための再保

険料は地震再保険特別会計に区分され、再保険金総額は、毎年度、国会の議決を経た金額を超
えない範囲内でなければならないと決められています。

地震保険の補償

地震保険は、火災保険とセットで加入しなければならないため、おのずと保険総額が高くなり
ます。

また、工場や事務所専用となる建物など、住居として使用していない建物、1個または1組の価
値が30万円を超える貴金属・宝石・骨董・書画・通貨・有価証券(小切手や株券、商品券など
)、預貯金証書、印紙、切手、自動車など、マンションなどで、地震がきっかけで他人に与え
た損害(例えば家の水道管が破裂して、階下の家に水漏れしたなど)の損害は補償の対象外と
なります。

自動車の損害もカバーしたい場合は、車両保険に加入しておきましょう。

また、注意すべきなのは、地震保険の保険金額は、加入している火災保険の保険金額の
30〜50%の範囲内と決められています。さらに、建物は5,000万円、家財は1,000万円の上限が
あります。

例えば火災保険で1,000万円を受け取れるという契約にした場合は、地震保険で300万〜500万
円しか受け取れないことになります。そして上限も決まっているため、被害を受けた分(実損
)を補償してくれるわけではありません。

地震保険への加入の必要性

実損分を補償してくれるわけじゃないなら、加入しなくてもいいのではないか、加入したくな
い、という方もいらっしゃいます。

ここは、あくまでも個人のお考えなので、どうしてもいやなら無理に加入する必要はないでし
ょう。ただし、加入することのメリットとして挙げるなら、地震の被害を補償してもらえる、
保険金を被災後の生活資金に充てることができる、保険金を住宅ローンの返済に充てることが
できる、だと思います。

繰り返しになりますが、地震による被害を補償してくれるのは、地震保険だけです。そして、
地震保険には、政府の後ろ盾があるため、保険金の出し渋りなどのリスクは低く、比較的早急
に、保険金を受け取ることが期待されます。受け取った保険金は、地震で壊れた家や家財を直
したり、仮設住宅などでの生活費や住宅ローンの返済に充てたりできます。