投資の基礎知識

投資を極端に考える日本人

こんな話を聞いたことがあります。「日本人の投資の考え方はとてもいびつなもの」
どういうことなのでしょうか?

以前は資産運用が不要な時代だった

60~70年代の高度成長期に現役世代であった人たちであれば、老後の資金を考えるにも
資産運用や投資は特に必要ありませんでした。なぜなら、銀行や金融機関の預金金利が5%以上
年金のシステムも今と違って機能していた時代です。さらには雇用面でも終身雇用、定年になれば
退職金が入る・・・このように自分の将来がどうなっていくのか、会社や国が、ある意味守って
くれていたので、大まかながらも先が見えていた時代なのです。

しかし今は違います。少子高齢化で年金はどうなるか分かりませんし、
終身雇用も死語になりつつあります。退職金だって出ない企業が多くなっていくでしょう。
そう考えると投資や資産運用でお金を増やしていかないと、将来の不安は増すばかり。

投資について日本人はどう考えているのか?

それでも日本人の預貯金率は資産全体の50%と世界各国と比較しても群を抜いて高い水準です。
一方、欧米の人たちは違います。日本のような安心できるシステムが整っていないことも
あったのでしょう。預貯金率はせいぜい15%程度。消費するお金を除いては
資産運用をしているのです。
また大きな違いは、お金の話を日常会話で当たり前のようにすること。
皆さんは会社の同僚の人たちや、友人と投資やお金の話をしたことがあるでしょうか。
おそらくほとんどの人がないと思います。
そういう環境の中、日本人は投資についての考え方がこのようになっていると思います。

・投資はリスクがあるから、お金は預貯金に。

・お金を何とか増やしたいので株のデイトレードや、FX,仮想通貨に投資をする。

このように両極端な発想になってしまっているのではないでしょうか。預貯金はリスクゼロで
投資ではありません。また、FXや仮想通貨はハイリスクの投資(というより投機に近い)です。
そのためネットを見れば、FX商材や仮想通貨の情報が溢れている状態です。
しかし資産運用という点からは、どちらも良くないと言わざるを得ません。

資産運用の視点で投資をしましょう

資産運用の原則をもう一度考えてみましょう。

・インフレ率を上回る運用を行なう。
・5年以上の中長期で考えていく。
・分散投資をしていく。時間、通貨、投資先の分散が重要
・日々の価格変動に一喜一憂しない

「投資はリスクがある」といって預貯金だけに頼っていると、インフレ率を上回る運用は
おそらく不可能でしょう。
日本はデフレだからと考えている人、最近値上がりしたものを考えてみてください
(パン代、ガソリン、そして来年の消費税増税・・・)
FXや仮想通貨などは、日々の価格変動を気にしなければならず、中長期で考えるのが難しい投資です。

投資、資産運用で資産を増やすことを考えるのであれば、もう一度原点に立ち返って考えてください。
海外投資、オフショア投資は通貨の分散、投資先の分散に適した投資といえます。
また時間の分散も可能です。投資をするのであれば、どうすればいいのか?
ぜひ考えてみてください。私たちはそのサポートをします。
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