プライベートバンク・ファミリーオフィス

プライベートバンクとは?
多くの国で富裕層向けの金融サービスとしてプライベートバンクまたは、プライベートバンク部門の名をいたるところで目にするようになりました。
プライベートバンクとはそもそもどのような金融機関なのでしょうか?
プライベートバンクの歴史は、中世ヨーロッパの富裕層が革命、戦争といった混乱から一族の財産を守る為にスイスで始まったといわれており、歴史上の特定の民族や宗教に対する弾圧等が守秘性の高い銀行業務を発展させてきました。

元来、プライベートバンキングというのは、富裕層に対して提供される特別な資産運用、管理サービスのことです。所有者の名前を使用せずに、ナンバー・アカウントと呼ばれる無記名の口座も存在したことはありますが、昨今のマネーロンダリング防止に対する動きにより、無記名口座開設は廃止されております。

従来のプライベートバンクが提供しているサービスは多岐にわたり、資産運用における投資アドバイジングにとどまらず、保険や年金、相続や税金に対するコンサルティング、更には事業の継承や不動産や絵画などの売買、そして、ご子息の教育などに対してのお手伝いなど、実に幅広いカスタムメイドのサービスを意味します。
プライベートバンクは少数の富裕層を顧客にすることでサービスの質を保っているため、スイス・プライベートバンカーズ協会にメンバー登録されているような老舗のプライベートバンクに口座を保有し、より良いサービスを受けようとなると、資産総額にして数百億円以上の取引がないと十分にそのメリットを享受できないと考えられます。

従来のプライベートバンクとは異なる新しいプライベートバンキングサービス
しかしながら、最近では顧客の需要が多様化し、厳密な意味での古くからあるプライベートバンキングサービスに加え、新しいサービスを提供するプライベートバンクと謳っている金融機関が数多く存在します。

新しいサービスを提供している所は、従来の金額よりもはるかに低く最低預かり資産額を下げ、ただ単に現金と投資商品の保管場所として、投資運用商品の売買の仲介のサービスを提供し、投資開始後は自行内で投資商品の管理を行うのではなく、行外の機関へ事務処理や管理を依頼する形態をとり、一個人の投資資産に関する業務全般の代行業をプライベートバンキングサービスとして行っているプライベートバンクも併存しています。

つまり、プライベートバンクと呼ばれていても様々な銀行があります。従来からの伝統的なプライベートバンクや新たに出現した、投資運用のみの口座管理をしているプライベートバンキングサービスを提供する銀行など、それぞれに得意分野があるため、口座を開設する際には、どの銀行が個々のご投資家の需要に合っているのか吟味する必要があります。

ファミリー・オフィス
ファミリー・オフィスと呼ばれる投資や節税目的において、プライベートバンキングと、とても似た形態もあります。ファミリー・オフィスの場合は、銀行へ口座を作るのでは無く、富裕層一族の資金をひとつにし、特別目的会社として課税がないタックス・ヘイブン地域に会社を設立し、そこから投資などを行います。

ファミリー・オフィスは、プライベートバンクとは違い、弊社のような外部の独立系ファイナンシャル・コンサルタントを専任のコンサルタントとします。そのファイナンシャル・コンサルタントから、 投資商品に関するコンサルティングを受け、ファミリー・オフィス名義で資産運用を行い、投資商品の管理は投資先のカストディアン機関が取り扱うというのが通常のファミリー・オフィスの形態です。

プライベートバンクと同様の資産運用サービスPPB
個人の皆様全てが投資をするために、プライベートバンクやファミリー・オフィスと呼ばれる機関が必要というわけでありません。資産の運用方法、金額、投資商品よっては、プライベートバンクやファミリー・オフィスではなく、 PPB(プライベート・ポートフォリオ・ボンド)といった投資運用商品をご利用いただいた方が、より効率的な資産運用ができ、大きなメリットを得られる場面を多く拝見いたしております。

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