日本も以前は高度成長期と呼ばれる時代がありました。この頃であれば、特に投資をせず
お金を銀行に預けておくだけで、金利だけで資産が増やせた時代です。
そのため日本人は今でも貯金志向が強く、資産の半分以上が銀行などの預金にあるという
状態になっています。しかし、現在では預金だけでは資産は増えない時代です。
お金を増やすには資産運用、投資が必要となってきます。
かといって、現代のように市場が乱高下を繰り返す中では、従来の集中型の投資では
痛い目を見ることになります。そのため『投資=リスクが大きい』ということで、
なかなか手を出せない人もいるでしょう。逆に言えばリスクさえきちんと管理をすれば
安定した運用が出来るのです。
投資においての大切なポイントは、リスクを管理するということです。
リスクを管理するとは
リスクを管理する方法は何か?それは『投資の分散をする』ということです。
リスクが一定になるように、資産配分を決めることでしょう。
いくつか例を挙げてみます。
・価格変動の大きい株式の保有を少なくし、債券比率を多くする。
・ファンドの種類を株式、債券だけでなく、市場との相関性の低い金、エネルギー関係や
小麦・とうもろこしなど穀物などのコモディティ関係、さらには不動産関係、ヘッジファンドなどの
ファンドを組み入れ、投資先を分ける。
・先進国のみならず、新興国などにも投資先を配分し、グローバルな視点での地域分散する。
配分先を定期的に見直す
しかし、このように配分をしても、世界的なニュースや大きなイベントが発生すると、市場の状況は
すぐに変わってしまいます。1週間、1ヶ月単位で見る必要はありませんが、そういう場合に
配分を変えられる手段を講じておくことも大切です。これからは資産の見直しと配分を代える機会が
増えていくかもしれませんが、その分安定した運用を行えることになります。
また、積立投資は一括投資に比べて投資機会を分散するので、ドルコスト平均法を利用できるので
長期投資の場合に安定します。積立投資はさらに以下の分散ができることになります。
積立投資についてはこちらから。
・時間の分散
一括投資では、その時の時価で評価されてしまいますが、何回かに分けて投資することにより
イベントが起きた時にも平均化されるのでリスク低減に繋がります。
・通貨の分散
円だけでなく他の通貨での投資を行うことにより、為替リスクを抑えることになります。
日々の為替相場を気にする必要がないのです。
まとめ
このように投資で起こり得るリスクを管理する方法はあります。
資産運用や投資をする際に、このような方法を活用しましょう。
ご質問などございましたら、こちらまで。