2019年も早2ヶ月が経過しました。日本では初春ということで、花粉症が流行る季節です。
常夏のタイを初めとする東南アジアの国では、日本のような四季がないため、花粉症という
感覚がありません。といいながらも、バンコクでは連日30℃を超える暑さです。
これから4月5月が1年で一番暑い季節となりますので、外を歩くのも最もうんざりする時期です。
2018年は平均して世界各国のマーケットが下落した1年となりました。
そのため米国のダウ平均など、各国の株価指数が軒並み下落しており、ミューチュアルファンドや
投資信託の運用成績も大半がマイナス運用となっています。
では下落に強いといわれるヘッジファンドはどうだったのか?
少し遅めですが、昨年の世界のヘッジファンドの成績を見てみたいと思います。
ヘッジファンドについてはこちらのページでチェックしてみましょう。
2018年のヘッジファンドの成績
※ Hedge Fund Research Incから一部抜粋
The Good(良い)
ファンド名 利回り (%) 手法
Odey European 53 Macro
Northlander Commodity 52.7 Energy
Crescat Global Macro 40.5 Macro
QQQ Capital 39.4 Long/Short Equity
Alta Park 34.8 Long/Short Equity
SoMa Partners 20 Long/Short Equity
Autonomy Global Macro 16.7 Macro
Mudrick Capital 16.2 Distressed
Bridgewater Pure Alpha 14.6 Macro
The Bad(悪い)
ファンド名 利回り (%) 手法
Pershing Square Holdings -0.7 Activist
Winton -0.6 Quant
Marshall Wace Market Neutral TOPS -0.6 Market-neutral
Coatue Qualified -1.2 Long/Short Equity
OZ Master -1.3 Multi-strategy
The Ugly(ひどい)
ファンド名 利回り(%) 手法
Glenview -16.2 Long/Short Equity
SMN Diversified Futures -17.8 Quant
Z Europe -17.9 Long/Short Equity
Trias L/S Fund -25 Long/Short Equity
Greenlight Capital -34 Long/Short Equity
Atlantic Investment’s Cambrian -35 Activist
QIM’s Quantitative Tactical Aggressive -42.1 Quant
いかがでしょうか。マーケットが下落していてもプラス運用を目指すヘッジファンドでも
ファンドによって優劣がはっきり出ています。また、ヘッジファンドには様々な戦略(運用手法)が
ありますが、どれがよくてどれが悪かったのかは一概には言えないようです。
ただしヘッジファンドに限らず、ファンドそのものが本当によかったのか悪かったのかを
1年だけで判断するのは早計です。やはり最低でも3年~5年は見ていく必要があるでしょう。
まとめ
ここ数年は株式市場、マーケットが上昇基調で推移してきました。
そのため投資対象さえ問題なければ、インデックスを指標とした投資信託やミューチュアルファンドに投資をしていれば運用成績もプラスで出でいたでしょう。
しかし昨年あたりから株価暴落など不安定な状況が出始めています。
株価に左右されるファンドだけでは、マイナスをそのまま受けてしまうだけです。
こういう状況のときに下落にも対応できるヘッジファンドをポートフォリオに入れることは
リスクヘッジにもなります。リスクを考慮した分散投資の戦略です。
これから投資を始めようとする人、またすでに始めている人もこのような投資戦略を頭に入れて
考えるのがいいのではないでしょうか。
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