先日FPの方が書かれていた記事を目にしました。その中の一文です。
“相談内容で一番多いのが「お金がたまらないので何とかしたい。」
そしてお金を貯める理由の圧倒的1位は「老後の資産形成」”
ということです。しかもこの相談は年齢に関係なく、20代から50代までの皆さんが
一番質問してくる内容だそうです。
こちらのブログでも「老後の資金形成」の話をよくしていますが、改めて考えてみたいと思います。
老後の資産を作るには。
資産を作るためにはどうすればいいのか考えてみましょう。
資産運用を考えるには、以前のブログ「投資は余裕資金で」でも書きましたが
資金的にまったく余裕のない中で投資を始めるというのは、あまりよくありません。
そこで次のステップを踏んでいきます。
1.毎月残る金額を確認する
毎月の収入から生活費などの支出を差し引いたときに、いくら残るのか
確認をしてみましょう。
簡単に20代の人の場合の例をあげてみますね。(※仮の例です)
例
収入 25万円 (手取り)
支出 18万円 (住居費、食費その他一切含む)
差額 7万円
最初の質問にあった「お金がたまらない」のであれば、毎月決まった額を貯めるところから
始めないといけません。そしてたまらないのであれば、どうしてたまらないのかを
確認しなければなりません。つまり支出部分を見直す必要があります。
上の例のように、差額分が毎月出るかどうか確認をしてみてください。
2.差額分をどうするのか
「こんなに残らないよ!」という人もいるかもしれません。
その場合、どこにお金を使っているのか、見直してみてください。無駄な出費はないでしょうか?
そこまで調べても月々の貯金は無理、賞与分しか貯められないのであれば、まず賞与分をきちんと
貯金するところからスタートです。何でもかんでも使ってしまう体質は改めるようにしてください。
そして余裕の出来たところから投資を始めるのがいいでしょう。
3.貯金だけでは資産は目減りする
ここで気をつけなければならないのは、貯金だけでは資産が目減りするということです。
資産の目減りを避けるには、最低でも物価の上昇分の金利を得なければなりません。
しかし今の日本の金融機関の預金金利では、それはほぼ不可能です。
もっと現実的な話をすると、間近に控えている消費税アップ分2%の金利を
カバーできるのか?ということです。
「年間3%を超える資産運用をしていますか?」のブログでも詳しく説明していますので
改めて読んでみてください。
4.余裕資金分の一部を資産運用に回しましょう。
仮に月々の余裕資金があるのであれば、その一部を投資に回すことを
考えましょう。
こちらのブログ「海外投資はいくらから始めればいい?」でも話しましたが
投資は大きなお金がなくても出来るものです。まして20代30代の若い世代であれば、時間を味方に
した資産運用をすることが出来ます。資産を作りたいのであれば、まずは少額からでも
資産運用を始めてみるのが大切なこと。これを機会にぜひ投資について考えてみてください。
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