分散投資ポートフォリオ

貯蓄で考える「攻め」と「守り」

以前ここのブログで「貯蓄」の話をさせて頂きました。

あなたの「貯蓄」は大丈夫ですか?


もう一度「貯蓄」とは何かをおさらいしておきましょう。

“総務省の家計調査報告によると「貯蓄」はいわゆる銀行などへの「貯金」や「預金」だけでなく
株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券や、勤め先の共済組合などの金融機関外への
貯蓄などの合計された金額のこと。”

つまり、大きく下記の3つに分類できます。

     ・預貯金
     ・株式、投資信託などの有価証券
     ・生命保険、損害保険などの掛金

預貯金は貯蓄の一部であるということ、貯蓄はリスクのある株式などの有価証券や保険なども
含むということが大きな違いであることがお分かりいただけるでしょうか。
資産ということで考えると、これにプラスして土地や家屋、その他のお金以外のものも含まれることになります。

守りの貯蓄とは?

守りですから、損失が少ない、もしくは損失が発生しない貯蓄ということになります。
銀行や他金融機関への預貯金などが当てはまりますし、元本が保証されるような保険型商品も
入ってくるといえるでしょう。
メリットは何といっても、もともとあったお金が、ほとんど減らずにそのまま残ること。
わずかではありますが、金利が付くこともありますので、それがメリットと言えるでしょう。

デメリットは何か?インフレが発生した場合、貯蓄が目減りするということです。
例えば定期預金の金利が0.1%程度で、物価上昇率がそれを上回ると、貯蓄としては減ることと
同じです。一番分かりやすい例では、来年に控えた消費税増税です。2%物価が上がってしまうと
金利がたったの年0.1%では、その上昇分をカバーするのに20年もかかってしまいます。

攻めの貯蓄は?

一方で攻めの貯蓄は、有価証券などへの資産運用、投資ということになります。守りだけでは
インフレが発生したとき、貯蓄の目減りをそのまま放置しておくことになってしまいます。
それを防ぐためには、資産運用、投資をして貯蓄を増やす必要があります。
メリットは守りに比べて、より大きな利回りを得られる可能性があるということ。
デメリットはお金にリスクを取らせますので、お金が減る可能性があるということでしょう。

どのように組み合わせるかは、その人次第

資産状況を考えたとき、貯蓄部分が預貯金だけでは、非常にアンバランスになってしまいます。
まして物価が値上がりすることを想定した場合、最低でもその上昇率をカバーできるように
お金を増やしていかなくてはなりません。
そのためにも攻めの部分の資産運用、投資は必要になるでしょう。

守りと攻めの割合をどの程度にするかは、その人の状況により異なります。ある程度リスクを
取れる人もいるでしょうし、そうでない人もいるでしょう。ご自分の資産状況から、守りと攻めの
貯蓄を改めて考えてみましょう。弊社ではそのサポートをしております。
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