投資初心者がデイトレードに向かない理由とは?
投資を初めてしようとする人が行うものとして、株式やFXが出てくることがあります。
株の場合「証券会社の人から勧められて開始した」という理由で退職金を入れる、FXの場合
「ネットで商材を買ったから」「今なら円高だから」といった理由で始める人が
多いのではないでしょうか。
株であろうとFXであろうと中長期的に見て利益が出そうなものに投資することは間違っていません。
しかし、デイトレードで行なうとなると大きな疑問です。
デイトレードがよくないのはなぜ?
なぜデイトレード(通称デイトレ)がよくないのでしょうか?
会社の業績や株価を分析したり、チャート分析などで学んだりもするでしょう。
しかし初心者がデイトレに向かないのはそういうことではありません。
「値動きに一喜一憂してパニックになる」からです。
例えば100円で購入した株があったとしましょう。価格が上昇すればいいのですが
90円に下落した途端、マイナスが怖くなり、そこで株を売ってしまい、ここで10円のマイナス。
ところが、しばらくすると110円に株価が上昇したとしましょう。
そうすると「ああ、あそこを我慢していればよかった」と慌てて110円で再度購入するでしょう。
そこから株価が一旦115円まで上昇しますが、さっきの損を解消しようと我慢して保有します。
しかし結局105円までさがってしまい、またまた売却し損切り。
必ずしもこうなるとは限りませんが、このように投資に慣れていない人はすぐに価格に
反応してしまい、売り買いを繰り返しては損をしてしまうことになるのです。
これで負け続けることになります。
「高くなったら買い、安くなったら売る」を繰り返し「安く買い、高く売る」という
投資で勝つ原理を無視していますよね。分かっていても、いざとなると基本的な行動が
出来なくなってしまいます。
これがデイトレのような短期勝負に投資初心者が向いていない理由です。
このようなデイトレの場合、当然PCの画面でチャートをずっとにらんでいる状態になると
思いますので、精神衛生上も芳しくありません。
ちなみに株式市場の世界では取引回数が多いほど、損失も大きくなるというデータがあります。
プロの投資家は違う!
プロの投資家は違います。そもそも価格の上下にここまで一喜一憂することがありません
なぜなら最初の時点で「XXX円で買い、△△円で売り、下がったら◎◎円で損切り」
と決めているからです。つまり一旦決めたら放置状態に近いのです。
「株価が10円下がった、どうしよう」というようにパニックになり、すぐに売ってしまうという
行動は取りません。彼らはきちんとしたルールに基づいて行動します。
デイトレを否定するつもりはありません。が、少なくとも投資初心者が手を出して、おいそれと
勝てる世界でないことがお分かり頂けるでしょうか。
ちなみにかの有名なウォーレン・バフェット氏は株の長期保有を徹底していますよね。
まとめ
投資をこれから始めるのであれば、ある程度ほったらかしにしてもよいものを
まずは考えましょう。そしてデイトレのような短期ではなく中長期でプラスになる・・・
そういう考えで投資するものを選択するようにしましょう。
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