「毎月配当を得られるファンドはありませんか?」
投資を初めてする人、これから投資を始めようとする投資初心者の方から
よくされる質問です。特に初めて海外投資をしようとする人に多い質問です。
英語ではDistribution Classといわれます。
実はオフショアファンドには、配当が得られる毎月分配型のファンドは非常に少ないのです。
理由は簡単。投資効率が悪いので、ニーズがないからです。
日本の投資信託などでは多く出回っていますが、先日その配当分が補填されているなんていう
ニュースもありました。こういうケースだと、満期時にプラスの運用成績であっても
元本割れして戻ってくる恐れがあります。
毎月分配型の何が良くないのか?
この場合、毎月利益を受取る仕組ですから、最初の投資元本はそのまま。
つまり単利運用となり、複利効果が得られなくなることが良くないのです。
※複利についての話はこちらのブログ!
投資を日本人よりも知っている欧米の人たちは、投資をする場合、複利運用が単利運用と比べて
いかに有利なのかを知っています。
そのため単利運用となってしまう配当型のファンドを求める人は、ほとんどいません。
さらに別の問題として、日本在住の日本人は配当を受取る場合、その配当の申告を行い
利益分に対してかかる税金を毎年支払う必要があります。
しかし複利運用をしているファンドであれば、解約時に元本にプラス分の利益を受領した場合のみ
1回の申告だけで済むのです。
このように配当型ファンドは非効率のため、海外の人たちで進んで投資しようという人は
あまりいないのが実情です。
一言で言うと「非効率でもったいない」投資になってしまうからですね。
投資を始めよう、あるいはすでに始めている人も、改めて投資での複利運用について
考えてみてください。こちらのブログでも解説しています。
お問合せ、ご質問はこちらから。