株式市場が不安定な状況が続いていますね。
一旦戻りをつけたかと思うと、また大きく下落・・・
しかし戻りのほうが小さいので、マクロ的に見れば下がっていることになります。
米中貿易戦争の影響が大きいこともあり、米国債の逆イールド現象が
発生しています。こちらのブログを参照。
今回も同じような現象が起こりました。
逆イールドは景気後退の前兆として金融業界では一般的に考えられています。
その不安心理から、株式にも売りが入っていると考えるのが自然ですね。
逆イールドの怖い?特徴として、突然逆イールドが解消して、景気後退に入るということ。
その時期は逆イールド発生から12~18ヶ月程度と言われています。
今年の3月にも発生していますから、この法則に当てはめると
2020年3月から9月頃に景気後退が発生するということになります。
あるいは今回を基点に考えると2020年8月~2012年2月ということになります。
先のことは誰にも分かりませんが『景気後退があるのか?』と用心しておく必要はありそうです。
こういう場合、投資に関してはどうすればいいのでしょうか。
投資をしないのが一番安全(笑)ですが、現在投資をしている、あるいは継続している人も
多いでしょう。今回はその視点から話していきたいと思います。
分散をしているか
投資でリスクを避けるには、『卵を1つのカゴに入れてはいけない』
この原則を守ることが重要になりますので、分散投資をしているか否かを
確認する必要があります。
分散するものには主に以下の3点になるでしょう。
通貨:1つの通貨のみで投資をしていないか
投資対象:米国株式、先進国株式など似たような商品のみに投資をしていないか
時間:一度にまとめた投資をするのではなく、時間を分けて投資をするようにする
こういうときに威力を発揮するのが海外積立投資になります。
なぜなら上記の3つの条件を満たすことが出来るから。
日本の積立投資は通貨の分散が出来ませんので
ちょっと不十分?ということになりますよね。
すでに積立投資を始めているのであれば、慌てる必要はないと思います。
一括投資をしている場合
現状の運用成績を確認しましょう。マイナスになっているからと言って
パニックにならないことが大切です。どの程度のマイナスなのか?
損切りする割合を決めている以外であれば、これまでの投資期間を確認しましょう。
1年、2年ですぐに切り替えることは得策とはいえません。
また仮に商品を切り替える場合も、手数料がどうなっているのかを知ることも大切です。
乗り換えるのであれば
商品を切り替えるという選択も出てくるでしょう。その場合、マーケットとの相関性が強い
株式系のファンドではなく、ゴールドやオルタナティブ、ヘッジファンドなど
マーケットとの相関性が低いファンドに切り替えるのがベターな選択肢です。
まとめ
投資で重要なことは、マーケットの状況に左右されることなく
中長期で投資をしていく視点を持つことです。
そこからどうすればいいのか、考えるようにしましょう。