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誤った投資神話に惑わされるな

誤った投資神話に惑わされるな

投資のポートフォリオ。これは投資をする上での基本中の基本ですが、意外と多くの人が、自分には関係のないものだと思っています。億単位のお金を投資している人たちのものだと。それは大きな誤解です。安定的でバランスのよいポートフォリオというものは、全ての投資家が持てるものであり、持つべきものなんです。投資にまつわる神話みたいなものはあちこちにあるようですが、そういったものには間違った情報も多いものです。

誤った神話1: 投資には多額の資金が必要である

そもそも、「多額」というのは主観的な概念。100万円が多額と思う人もいれば、少額だと思う人もいます。例えば貯金を始めるとき、自分が始められる金額から始めますよね。100万円なければ貯金を始めることができないなんて聞いたことがありません。ポートフォリオを作るときは、若干まとまったお金が必要になります。しかしそれでも、決して「多額」じゃないからと諦めてはいけません。どんな投資家にも、バランスのよいポートフォリオを作る方法はあります。まずはファイナンシャルアドバイザーに相談することが大切です。

誤った神話2: リスクを取らねば儲からない

全ての投資にリスクはつきものです。これは正しい。しかし、利益を得るためには必ずリスクを取らなければならないというのは違います。投資はギャンブルではありません。長期的な運用をすれば、リスクを低く抑えることが可能です。そして、ポートフォリオを作っておけば、何かが損をしても他で利益を出し、トータルとして損がない投資をすることができるのです。

誤った神話3: 過去のパフォーマンスをみれば成功する

投資する前に、過去のパフォーマンスを分析することはとても大切なことです。しかし、過去パフォーマンスがよかったからといって、これからもずっと良いパフォーマンスを出し続けられることを意味しているわけではありません。モノの価値は、その時々によって変わります。マーケットの事情、政治、社会情勢など、色々なことが影響します。

誤った神話4: 下がり始めたときが売り時

これは実によく聞く話です。マーケットが下がり始め、投資で損をし始めたとき、人々はとても不安になります。みんながそれ!と売り始めたとき、ついつい自分も今売らなければいけない気持ちになり、売りに参加してしまう。しかし、このような損は、人々のパニックによるものが多いものです。こういうときこそ、状況を見て、マーケットが落ち着いたときにどうするかを決めれば良いのです。ちなみに、ファンドのAIは、このようなときに売りをかけないことが多いと言われています。

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