円高と円安って何?

今日は視点を変えて為替についての話をしたいと思います。
ニュースや新聞を見ると、毎日出てくる為替レート。
朝晩のニュースなどの最後に必ず
「1ドル1◎◎円で前日と比べて、△円XX銭の円高ドル安でした」
というコメントを聞くことがあるかと思います。

普段はあまり気にしていないかもしれませんが、海外旅行に行く時は気になるでしょうし
貿易関連の仕事などをしていれば、それこそ毎日チェックしているのではないでしょうか。

さて、この「円高」あるいは「円安」ということを正確に理解しているでしょうか?
分かりやすいように、TVのニュース同様、米ドル(USD)と円の関係で考えてみましょう。

USDと比べて円がどうなったか これを基準に円高、円安という言葉が出てきます。

一言で言うと、円安=円の価値が下がる  円高=円の価値が上がる    ということです。

1ドル=80円と1ドル=120円、どちらが円高でしょうか?
そうです、1ドル=80円の方が円高です。

例えば1ドルの商品を購入するとします。
1週間前は1ドル=120円でしたので、購入するには120円が必要です。
しかしその後、1ドル=80円であれば、80円で購入が出来ます。
つまり同じ1ドルでも「40円安く買える」ことになります。

それだけ、ドルの価値が下がり、円の価値が上がったことになるのです。
これが「円高」です。

逆の場合も然り、80円で購入できたものが、次に買うときに120円必要だとすると
「40円高く買う」つまり、それだけドルの価値が上がり、円の価値が下がったことになります。
これが「円安」

このように、ドルの価値と円の価値は相反関係にあると覚えておけば分かりやすいでしょう。
『そんなこと分かってるよ』そういう声が聞こえてきそうですが、ここで話は終わりません。

円安の影響って?

よく円安になると、企業業績が上がり株価も上がるという話を聞くことがあると思います。
これは企業が輸出して物を売るとき、米ドルでの決済をしているからです。
自動車会社の例で考えてみましょうか。

1万ドルの車をアメリカに輸出し、販売したとします。1ドル=80円だと、80万円になりますが
1ドル=120円だと120万円!同じ車でも為替レートだけで40万円も違ってしまうのです。
※関税や税金はここでは考えません。

このように円安=輸出企業業績UP という考え方があるため、円安になると日経平均も上がるという
(実際はそう単純ではないでしょうが・・・)
流れになっています。

円安=OK?

逆に原料や材料を輸入している企業も日本には多くありますよね。
例えば小麦粉の輸入価格が円安で高騰しました・・・なんてことになると
パンの価格が上がります。(実際に昨年7月にパンの価格が値上がりしています)
原材料の値上げ分は最終的に消費者にしわ寄せが来るのです。

日本の場合、値上げはすぐに行なうが、値下げはスーパーの特売日でもない限り滅多にしません。
そう考えたとき、円安→物価の値上げとなったときに、会社からもらう給与も上がらないと
インフレについていけないことになってしまいます。
つまり同じ円でも買える個数が減ることになります。

1本1ドルの炭酸飲料水がある場合、1ドル=80円であれば80円で買えますが
これが1ドル=120円となってしまうと、120円出さないと購入できません。
40円円安になったお陰で、さらに40円必要になってしまうのです。
今まで80円で買えていたものが120円出さないと買えない・・・。
これが資産が目減りすることを意味しています。

円安は資産が目減りする

このようにみれば、日本に住んでいれば、為替なんてあんまり関係ないよと考えていた人も
いるでしょうが、決してそうではないことが分かるかと思います。

以前のブログでも書きましたが、物価が値上がりすると資産が目減りするという話をもう一度思い出してみてください。

インフレに対抗するための資産運用を!

皆さんの資産の通貨は全て円だけになっていませんか?

皆さんの会社からの給与、銀行預金、貯金、不動産、車、保険、投資信託、株・・・
これらの資産は、ほとんど円ではありませんか?
そして老後になると支給される年金は紛れもなく円になります。

となると、円安になるとこれらの資産は目減りをする可能性が大ということです。
「円安になった!株価が上がった!だから日本経済は順調だ」なんて能天気なことを
言っている場合ではないんですね。
特に現役世代の人たちにとって、給与が上がらなければ、なおさらです。

では円安になっても資産の目減りを避けるにはどうすればいいのか?
自分で持つ資産の通貨を分散しないとダメです

円だけでなくUSD(ドル)で資産を持てば、円安になればドルの価値が上がる
つまり反対の動きになるわけですから、資産価値の目減りを防ぐことが可能になるのです。

まとめ

今回は非常に基本的な話をしましたが、以外と分かっていないこともあったのでは?
投資をするときは円だけでなく、他の通貨に分散して投資をすることも考えましょう。
オフショア投資、海外投資はドル資産を持てる1つの選択肢となります。
ぜひ検討してみてください。
海外投資、資産運用のご相談を無料で受け付けております。こちらから