海外投資の始め方

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リタイヤメント後の生活設計をする

あなたのライフプランは? 人生における三大イベントとしてよく挙げられるのが、 結婚 ・ 出産 育児 ・ 老後  です。 あなたにとってこれら三大イベントはどのような位置づけになりますか? もう既に子供も自立して、老後(リタイヤ後)の生活に向けて動き出している方もいれば、まだ三大イベントの全てを残している方もいるかもしれません。日本人のライフスタイルも大きく様変わりして、一生独身、または子供を設けない家庭も増えてきています。しかし、全ての方に共通しているのは、老後は必ずやってくるということです。どの国や地域で、どのようなスタイルで老後の生活を送りたいか、送るかは人それぞれに異なります。生活水準がそれぞれ異なるために、一概には言えませんが、老後の生活は予想以上にお金が掛かるもののようです。 老後生活には約一億一千万円が必要 驚かれる方もいるかもしれませんが、これが現状・現実なようです。 各種調査結果によると、リタイヤメント後のシルバー世代が一ヶ月に支出する平均的な金額は27から28万円だそうです。ゆとりのある生活を送るためには38万円が必要という結果もあります。60歳を定年退職とした場合に、男性の余命期間を21年と仮定して、妻の寡婦期間を考慮に入れると、総額で一億一千万円が、ゆとりある老後の生活を送るのに必要な金額となります。これは物価の上昇などは一切加味していません。 老後の所得保障は、公的年金(企業年金含)、退職一時金、個人年金・預貯金(貯蓄)が3本柱になります。サラリーマンを例にとると、平成十三年度から部分年金が導入された影響で、年代によっては60~64歳までは特別支給の老齢厚生年金の約6割支給の部分年金が支給され、満額の老齢厚生年金は、65歳からしかもらえません。 仮に、公的年金が、64歳まで夫の部分年金、65歳以降夫婦が平均支給年金額を受給し、寡婦期間に妻が遺族年金を受給したとすると、ゆとりある生活に必要な資金一億一千万円までには、約五千万円足りないことになります。 重要な前提事項である、公的年金が将来的に今の制度を維持して、支払いが行われるか否かは大変疑問ですが、その議論は別としましょう。 …