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仮想通貨、ビットコインのメリットとは
今回は仮想通貨やビットコインのメリットを考えてみましょう。 大きく分けて次の6つになるのではないでしょうか。
・送金の自由度が高く、個人間の送金が可能
・制限がほとんどない
・取引が24時間365日可能
・極めて少額から取引可能
・個人情報などの漏洩が防止できる
・通貨の価値が安定している
送金の自由度が高く個人間の送金も可能
通常、送金する際は銀行などを利用する必要がありますが、ビットコインでは個人間の直接送金が可能です。そのため第三者に対して手数料を支払うことなく、迅速に送金をすることが出来るのです。 個人同士での直接送金は大きなメリットといえます。
為替手数料などの制限がない
ビットコインでの決済は銀行などを経由する必要がないため、面倒な手続きや制限がありません。 お金の流通をより自由に行うことができるようになります。
例えば通貨の場合、ドル、ユーロ、円など、国によって利用できる通貨の種類が異なりますよね。 そのため海外旅行などに行く場合、通貨を銀行や両替所で両替し、そこで為替レートや手数料が 発生することで差損が出ることもあります。しかしビットコインの場合は前回も書いたように 中央の管理者が存在しないため、国という概念にとらわれることなく世界共通の通貨として 使用することができ、両替手数料などの費用が発生しません。
まだまだ利用できるお店は少ないですが、決済にビットコインが利用できればこのような差損を 心配する必要もなくなるのです。
取引が24時間365日可能
株やFXなどは土日はマーケットがクローズしていますので、取引が出来ません。 しかし、仮想通貨は24時間365日いつでも取引可能なため、普段忙しい方は休みの日でも時間を 選ばずに取引ができます。
極めて少額から取引可能
ビットコインの場合、販売所では最低取引単位は0.00000001BTCです。 わかりにくいですが、1億分の1BTCが最低取引単位になります。 1BTCが100万円だとすると、最低取引単位は0.01円となります。
しかし、ビットコイン取引所においては、最低取引単位というのは取引所ごとに異なっており 例えばbitFlyerという取引所であれば最低取引単位は0.001BTCになり、上記の例でいうと 1000円から取引可能となります。
個人情報などの漏洩が防止できる
インターネットなどでクレジットカード決済をする場合、クレジットカードのカード番号、有効期限等の個人情報を入力する必要があります。 この情報が盗まれて、不正にネット上で利用されるなどの犯罪が多いのはご存知かと思います。
しかし、ビットコインでの取引は、個人情報を送信する必要がなく、送金、受取には公開鍵と秘密鍵が使用されます。秘密鍵は自分だけが知っている暗号鍵のことです。ビットコインアドレスに秘密鍵で 署名をすることで、はじめてビットコインを送付することが可能になります。
また、ビットコインアドレスから、そのアドレスが誰のものかを割り出すことはできません。 そのため個人情報が漏れる心配がないのです。
通貨の価値が安定している(インフレがない)
前回もお話しましたが、ビットコインは2,140年までに2,100万BTCまでしか発行されません。 金などと同じように埋蔵量が決められています。ですので通貨のように流通量によって価値が 下がってしまうというインフレの心配がありません。
今回は仮想通貨、ビットコインのメリットについて述べました。しかしメリットがあれば 当然デメリットもあります。次回はデメリットについて、考えてみたいと思います。