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超富裕層の資産の作り方

今回はちょっとした小話を。ビリオネア(資産10億米ドル以上)の話になります。
超富裕層(富裕層ではなく超富裕層です)はどのように
財産を得ているのか?私を含めた一般庶民には気になるところです。

少し前(2014年)のデータになりますが、興味深いデータがあるので
あえてそのまま利用しています。

ちなみに2018年のデータで見ると、国ごとのビリオネアの人数はこちらの通り

  1   米国  680人
  2 中国  338人
  3 ドイツ152人
  4 インド104人
  5 スイス  99人
  6 ロシア  96人
  7 香港     93人
  8 英国     90人
  9 サウジアラビア62人
10 UAE     62人

さてここからは5年前のデータに基づいた話をしていきましょう。
※データ等の写真はありませんが、ご容赦を。

とある米国の某シンクタンクの報告によると、世界でビリオネアが一番多い国は
予想通り米国。492人です(昨年は約190人弱増えていることになります)。
日本は27人で世界14位でした。

昨年亡くなられたマイクロ・ソフトの共同創業者ポール・アレン氏の資産額は
推定203億ドルと言われています。ですので彼もビリオネアの1人でした。

5年前のデーターが面白いのはここから。その財産を得た方法も分析されていて
当然ながら各国に違いがあるということ。それぞれ特徴があるのですね。

各国のビリオネアたちは資産をどうやって作った

米国ですが、企業創業者が約32.1%金融が26.8%、そして相続の場合は28.9%となっています。
これはこれで米国らしさを感じますね。一方でフランスなどは相続が50%を超え、企業創業者も
37%です。金融が少ないのです。伝統の欧州というところでしょうか。

凄いというか驚きなのがお隣の韓国。相続が何と74%
韓国は財閥企業の力が強いですから、その影響が強いことがこのデータからも感じられます。
これじゃあ若者がいやになってしまうのも分かる気が・・・笑。

意外な結果の日本

私たちの日本はどうかというと相続が18.5%企業創業者が63%
これはこれで驚きの結果です。起業して会社を大きくして資産を築いた人が多いのです。
ソフトバンクの孫氏や楽天の三木谷氏などもこれに含まれています。
しかも企業創業者の割合が世界的に見ても日本が断トツの1位なのです。
ちょっと意外ですね。

独特なのは中国とロシア。中国の場合、ここ10数年で経済が大きく成長した国ですから
相続は2%だけ。これはやはり少ないかな・・・。
企業創業者が40%金融が23.7%、そして株主・経営者が25%となっています。

ロシアは・・・

ロシアはもっと凄いです。政治的コネクションが何と64%!一方で相続はゼロです。
政治家の力を借りて金持ちになるのか・・・。(日本は政治的コネクションがゼロです 笑)
政治的コネクションは、政権と癒着してビジネスを始めたロシア新興財閥なのでしょう。
これが堂々とまかり通ってしまうことが凄いです。
日本では裏の世界ではあるかもしれませんが、こうやって表に堂々と出てしまうことが
考えられません。
しかもその割合が多数である6割以上です。

イメージ通りかな?と感じるのが香港。金融立国らしく金融が40%、相続が33.3%
政治的コネクションは小さい数字で2.2%です。
今は中国に返還されたとはいえ、元は英国領でしたから、その影響が出ているといえますね、
ただその英国ですが、金融の割合が以外と小さく19.1%
一番多いのは株主・経営者の割合で約36%でした。これはベスト10の国の中でも突出した数字です。

このようにお国によって、金持ちになる方法が違うというのは面白いですね。

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