投資の基礎知識

定年後について考える

定年後を考える

ここのブログでもよく取り上げているリタイヤメント。
(老後資金をどうする?のブログはこちらから)
定年退職したら・・・というのは、大きなテーマでもあります。
まだまだ先だという人もいるかもしれませんが、定年退職後、どんな生活をしたいか
イメージしたことはありますか?以外と大切なことです。

・今まで忙しかったから、夫婦水いらずでのんびり過ごしたい
・退職後も仕事をしたい
・旅行に行きたい
・毎日趣味に生きる

このように、さまざまな希望があると思います。
特に、仕事に追われてきた方なら、今までなかなか取れなかったプライベートな時間ができることへの夢も膨らむことでしょう。

しかし仮に仕事をせずに、プライベートでのんびり過ごしたいということになれば
老後の資金や年金といったお金の問題がクローズアップされてきます。
(ちなみに定年後も仕事をする人は、経済上の理由というのが大半です)

ここからは定年後に仕事をしないという前提で話をしていきましょう。

資産運用方法を知らない

先日こんな記事を目にしました。
『仕事では何十億、何百億円も動かした人々が、退職金の運用方法を知らない』

メガバンクや有名メーカー、商社などで役員を務めたことがあるような人でも
自分の退職金の運用方法がほとんど分からない状態なのです。

日本は今、実質ゼロ金利の時代となっており、銀行に預金をしていても、
ほとんど増えることはありません。休日にATMを使えば1年の金利分が
あっという間になくなることもあり得る状態です。

確実性重視の日本人

日本人は欧米人と異なり、金融資産を現金、預貯金で保有する傾向が強いのです。
どうしても確実性ばかりに目がいってしまいます。
そのため、預貯金だけしか資産がない人も多いのではないでしょうか。

高度成長期の日本であれば、定期預金金利が5%前後だった時代もありますので、
それであれば、預貯金として保有することは間違っていません。が、今は違います。

お金が増えなければ、これまで貯めたお金が減っていくだけで、将来的な不安も大きくなってきます。
当然お金を増やす方法も考えなくてはなりません。

逆に欧米人、特にアメリカ人はリスクを許容して株式投資などを行う傾向があります。
もちろん株式投資は個人でやるには難しい部分があります。
しかしアメリカ人はリスクを許容し投資を重視して成果を期待しているわけです。
ここが日本人の考え方と大きく異なる部分でしょう。

もう一度云います。お金が減っていくだけの不安から解消されるには
お金を増やしていかなくてはなりません。
自分で投資が難しいと考えるのであれば、プロに任せられる投資信託など
他にも投資できる方法が多くあります。
最初は私たちのようなコンサルタントに相談するのもいいでしょう。

損がない投資?

よくお客様からくる質問で

『損をしないで、リターンが大きい投資はありませんか』

そういう方法があれば、こちらが知りたいのですが 笑。
人間誰しも損はしたくありませんし、お金は出来るだけ増やしたいと考えるのが自然です。
私も同じ人間ですから、その気持ちは分かります。
しかし『損をしないで大きなリターンを得る』というのは、虫のいい話だということは
お分かりいただけるでしょう。
投資詐欺のほとんどが、こういう謳い文句であることであると考えれば
『リスクゼロで、リターン大』という投資はあり得ないのです。

リスクは前提、損をすることも前提、リターンを得ることも前提
と、まず考えてみましょう
ただし何に投資をするかによって、リスク、損をコントロールすることは可能なのです。

このような考え方で、将来の不安をなくすための資産運用を考えてみてはいかがでしょうか。

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