この連載コラムでは、これまで海外投資にあまり関心が無かった方が、どのように安全かつ安心して海外投資を始めることが出来るのかを詳しく説明していきます。

ここ数年、ようやく日本人の間でも「本気で」資産運用を始めようという動きが少しずつですが活発化してきました。もう10年以上前から問題視されている「財政赤字の拡大と社会保障水準の低下」に加えて、増税に次ぐ増税、そしてこの数年の円安による資産価値の下落など将来に対する不安要素は絶えません。

しかし実際に資産運用を始めてみようと漠然と思っても、どこから手をつけたらいいのか分からないという方が多いようです。これまで資産運用にあまり関心がなく、自己資産形成に突然取り組もうにも書籍やインターネットには供給過多の情報が溢れかえっています。更に海外(オフショア)投資に目を向けると、日本人投資家の目が届く情報は非常に少なく、より掘り下げた情報は全て英語となるために一般的にはハードルが高い投資対象として敬遠されがちです。他先進諸国では金融教育が幅広く浸透しているのに対して、日本では多くの資産が銀行に預けられたまま(タンス預金で現金のままの場合もある)運用されていないケースが非常に多く見受けられます。昭和50年頃の郵便局の10年定期で10%以上の金利がついていた頃ならまだしも、現在は1%にも遥か届かない金利で銀行に預金をしても、物価上昇(インフレ)の波に飲み込まれ実際のお金の価値は目減りしてしまいます。それでは、実際の物価上昇を見込み将来どれ位の資産が必要か見るところからはじめてみましょう。